Vol.2(マウス編)のおさらい

前回の記事では、「今の自分に合った道具を選ぶ」ことの大切さをお話ししました。
高価な仕事道具は集中力を高めてくれる一方で、仕事モードへの“切り替え”という意味では、安価な道具でも十分という結論でした。
詳しくは前回の記事をご覧ください。
高価な道具を試す前にあえて安価な道具(Logicool K250)を試す
長期的に見れば、仕事の効率や快適さを考えて高価格帯の道具を揃えるのが理想です。
ですが、現実はそう簡単ではありません。すべてを高級モデルで揃えようとすれば、あっという間に数万円が消えます。
コストを抑えられるなら、それに越したことはない。
というわけで今回は、私の懐事情も考慮してLogicoolの低価格キーボード「Logicool K250」を購入しました。
果たして2,400円のキーボードは、仕事モードへ切り替える“制服”として十分なのか。実際に使って検証していきます。
なぜLogicool K250を選んだのか?

安価なキーボードはいろいろなメーカーが出しています。その中でなぜ私がLogicool K250を選んだのかというと、統一感が欲しかったからです。
私は普段からロジクール製のマウスを使用しています。どうせなら仕事道具は同じメーカーで揃えたいと思いました。
統一感が出ると、デスクの上がより”仕事場”らしくなると考えたからです。
Logicool K250の開封

内容物

外箱の中はキーボードと説明書のみ。非常にシンプルです。
外観

全体はマット仕上げで、光の反射が抑えられています。派手な装飾もなく、まさに「仕事用」といった雰囲気。

電源ボタンは小さく、最初は「どこにあるんだ?」と一瞬焦りました。

幅は約37cm、重さは電池(単四電池2本)込みで387g。持ち運びも苦にならない軽さです。
実際使用してみた感想。ゲーミングキーボードとの比較

これまで仕事でも遊びでも使用してきたNPETのゲーミングキーボードと比較してみました。
比較のポイントは「仕事用として使いやすいか」です。
打鍵感

どちらもメンブレン式キーボードですが、NPETはメカニカル風で深くカチャカチャと音が出ます。一方でLogicool K250は浅く静かで軽いタッチです。
何よりよかったのは静音性です。無音とまでは言えませんが、十分「仕事用」として通じる静かさです。
横幅が小さくなってタイピングしやすくなった

NPETのキーボードは幅が43.5cm。Logicool K250は幅37cmです。
テンキーやカーソルキーへの移動距離が短くなり、結果として手の負担が軽減されました。
一部ボタンの配置や大きさは慣れが必要

カーソルキー(矢印キー)の配置が個性的です。
バックスペースキーもかなり小さいのでやや押しにくいです。
なので慣れるまでは戸惑うかもしれません。
検証結果:K250は「仕事の制服」になりえたのか?
結論:「制服」として十分!

数日間Logicool K250を仕事用として使用しました。その結果安価なキーボードでも十分「制服」として活用できると結論付けました。その理由を解説します。
「制服に着替える」ことで最初のハードルを越える

気持ちを仕事モードに切り替え、やる気を出す方法があります。それは仕事を始めてしまうことです。
「作業興奮」という言葉をご存じでしょうか?ざっくり説明すると「やる気は作業を始めるとあとから出てくる」という現象です。
ズーニンの法則によれば最初の4分間だけ頑張って作業をすることでこの作業興奮が起こり、その後の作業がスムーズに進むと提唱されています。
その第一歩が仕事用の道具を触る、つまり「仕事用の制服に着替える」という行動なのです。
Logicool K250の「シンプルさ」こそが「制服」として完璧だった

シンプルで飾り気のないデザインと十分な静音性。特別な機能はないですが、「仕事用」として十分です。それが2400円で手に入るのも魅力です。
Vol.2とVol.3から導き出す「道具選びの哲学」
まずは「制服に着替える」という動作から

安価な道具でも仕事モードへ切り替えるには十分です。
大事なのは「仕事道具を使う」このブログ風に言うと「制服に着替える」という行動です。
まずは仕事道具を触り最初の4分間だけ集中してみましょう。気が付くと作業興奮が起こり自然と仕事モードになることができます。
高価な道具の価値は集中力の維持

仕事モードになるだけなら安価な道具でも十分可能ということがわかりました。
では高価な道具の価値は何でしょうか?
私は「集中力の維持」だと考えています。
高価な道具には安価な道具にはない快適性や工夫があります。これらが長時間の作業をサポートしてくれます。
また、電池交換などの余計な手間を省いてくれます。
手間やストレスを減らし、結果として仕事への没頭を助けるのです。
余談ですが、仕事道具が使い心地がいいとそれを触りたいがゆえに仕事をしてしまうということもありました。
まとめ:まずは安価な道具から試してみよう

マウスとキーボードを仕事用にして実感したのは、仕事用のデバイスを用意することの大切さです。
専用のデバイスを触ると、「仕方ない、仕事するか…」と半ば強制的にスイッチが入ります。そして気が付けば集中している自分がいる。
安価な道具で大丈夫です!まずは”仕事用の道具”を一つでも用意してみてください。
その瞬間からあなたのデスクは少しずつ”仕事場”に切り替わっていきます。
そして安価な道具で物足りなくなった時。それが次のステップに進む合図です。
その時が、仕事も道具も、そしてあなた自身もランクアップする時です。



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