【デスク改造 Vol.2】トラックボールで“遊び”から“仕事”へスイッチする「MX ERGO S」

3種類のロジクール製マウスが並べられている画像 PC周辺機器

【デスク改造 Vol.1】の振り返り

デスクシェルフのあるPCデスクの画像

一つのデスクで仕事と遊びを両立させたい。その為には仕事と遊びを切り替える仕組みがデスクに必要だと考えました。その第一歩としてデバイスを仕事用と遊び用でゾーニングすることにしました。

そこで導入したのがデスクシェルフ(モニター台)です。仕事中は遊び用デバイスをデスクシェルフの下に収納しておくことで視界から排除することにしました。その結果、仕事への集中力を高めることに成功しました。

詳しくは前回の記事をご覧ください。

👉【デスク改造 Vol.1】たった一つのデスクシェルフで、仕事の集中力を取り戻した話【サンワダイレクト100-MR167】

私のマウス変遷の歴史 デバイスも「普段着」から「制服」へ

作業服とスーツの男女の画像

最初のマウスはロジクールのゲーミングマウス「G304 LIGHTSPEED」

ロジクール製ゲーミングマウスG304 LIGHTSPEEDの画像

以前の私は遊びでも仕事でも同じマウスを使用していました。それがロジクールのゲーミングマウス「G304 LIGHTSPEED」です。

ゲーミングマウスだけあって仕事で使用しても特に不満はありませんでした。しかし遊びでも使用するものを仕事でも使用するというのは何となく違和感を感じていました。

それと同時に長時間のブログ執筆で「手首の疲労」を感じはじめました。

仕事用のマウスを購入することを決める

ロジクール製マウスErgoM575saの画像

手首の疲労が腱鞘炎につながる懸念、そして気持ちも仕事に切り替えるために仕事用マウスを購入することにしました。

そこで購入したのが、ロジクールの「ErgoM575sa」というトラックボールマウスです。

トラックボールマウスは手首をほとんど動かさないで、操作できるので物理的にも気持ち的にも仕事に向いていると感じました。

関連記事はこちら

👉もう普通のマウスには戻れない!初心者でも使えるトラックボールマウス、ロジクールERGO M575Sa徹底レビュー

最後の投資:15,000円の「MX ERGO S」を「制服」として選んだわけ

ロジクール製マウスMX ERGO Sの画像

遊びから仕事への切り替えは「ErgoM575sa」でも果たせていました。

しかし、私の中にある疑問がわいたのです。「より品質の高いマウスならさらに集中力を高められるのだろうか?」

より良いものを作るなら仕事道具にはお金を掛けた方が良いとはよく聞きます。本当にそうなのだろうか?

でも確かに椅子をグレードの高いゲーミングチェアに変えてから腰痛に悩まなくなったな。それならマウスもそろそろグレードアップしてみるか。

そして購入したのがロジクールの「MX ERGO S」です。

「MX ERGO S」レビュー エルゴノミクスに配慮したデザインは使い心地が良い

20度の傾きが、集中を途切れさせない

ロジクール製マウスMX ERGO Sを右手で握ろうとしている画像

ErgoM575saと比較して一番違いを感じているのは「自然で疲れない角度」でマウスを握れるということです。

MX ERGO Sは底面のプレートによって角度を0度/20度で調整できます。

この仕組みのおかげで、手首を内側にひねらずに自然な握手の姿勢で操作できます。

最初は「そんなに変わるか?」と思っていましたが、気が付けば「あ、これ楽だわ」と実感してきました。長時間の作業でも手首に違和感を感じることはなくなりました。

ボタン数の多さは自由度の高さ

ロジクール製マウスMX ERGO Sのボタンをクローズアップした画像

MX ERGO SはErgoM575saよりもボタンが多く、Logi Options+でカスタマイズできる範囲が広がっています。

より多くのマウスジェスチャーを登録でき、融通の利く作業がしやすくなりました。その結果作業効率が上がりました。

マウスジェスチャーって何?という方はこちら

👉マウスジェスチャーの設定で作業効率が爆上がりする方法【Logicool対応】

電池交換という小さなストレスからの解放

充電中のロジクール製マウスMX ERGO Sの画像

単三電池式のErgoM575saに対し、MX ERGO SはUSB-C充電式。

地味ながら、電池の購入、交換、破棄の手間やランニングコストから解放されるのは快適です。人生の貴重な時間をかけるなら電池購入ではなく仕事と遊びにしたいと考える私には充電式はとてもありがたいです。

気になった点

ロジクール製マウスMX ERGO Sの裏側の画像

正直、使用中に気になった点はありません。

ただし、本体の重量はかなりあり(259g)、持ち運びに不向きです。家の中でしか使わないのなら問題にはなりませんが。

また、トラックボールの取り外しは「ErgoM575sa」よりも手間がかかります。

ErgoM575saは素手でもボールを外せたので気が向いたときに掃除ができました。しかしMX ERGO Sではそれができないので、メンテナンスをするのが少し面倒臭いです。

…少し面倒臭いと私みたいな面倒臭がりな人間はやらなくなっちゃうんですよね。

結論:高価格のマウスは作業の妨げになる細かい穴を埋めてくれる

正直なところ、ErgoM575saでも仕事をするのに不足はありません。しかし、高価格帯のMX ERGO Sはより仕事へかける時間が多く取れる設計になっていると感じました。

握りやすく疲れにくい→長時間集中しやすい。ボタンの数が多い→多くのショートカットを登録でき作業効率が上がる。USB-Cで充電→電池購入と交換の無駄時間を減らせる。

このように減らせる時間を減らすことができます。時間単価が高い人ほどこの恩恵を受けやすいでしょう。今はまだ時間単価が低い人も実績を積む時間を増やせるので、将来的には必ず元は取れます。

まとめ:あなたの「現在地」に合わせた、最高の「制服」を選ぼう

道具も仕事用と遊び用で分けると気持ちも切り替えられる

オンとオフをゾーニングした画像

私のマウス探しの旅は、G304という「普段着」から始まり、ErgoM575saという「作業着」を経て、MX ERGO Sという「高級スーツ」で一つの終着駅を迎えました。

この旅で学んだのは、デスクの道具が私たちの「エルゴノミクス(身体)」だけでなく、「心(心理的スイッチ)」に対しても、以下に大きな影響を与えるか、ということです。

あなたに適した「制服」は?どのマウスを選ぶべき?

3種類のロジクール製マウスを並べた画像

15,000円のMX ERGO Sは、正直に言って、全ての人に必要なものではありません。この記事の結論として、あなたの「現在地」に合わせた、3つの選択肢を提示します。

  1. これからトラックボールを試したい、手首の疲れに悩んでいる人
    迷わず「ErgoM575sa」を選ぶべきです。6000円台で得られる感動的な生活改善は、コストパフォーマンスの頂点です。「制服」に着替えるという点は、これで十分に達成できます。多くの場合、これがあなたのゴールになるでしょう。
  2. 最高の道具で、最高の仕事をしたい人へ
    より仕事へ集中したい、意識を高めたい。そんな人は「MX ERGO S」への投資を検討してください。ErgoM575saにはない機能性と、何より「最高の仕事道具を使っている」というプロ意識が、あなたの仕事の質をもう一段階引き上げてくれます。
  3. あえて仕事と遊びを区別しない人
    もしあなたが、ゲーミングマウスの操作間で、仕事も遊びもシームレスに行いたいタイプなら、無理に乗り換える必要はありません。「道具を分けない」というのも、一つの立派なスタイルです。制服指定のない職場も世の中たくさんありますしね。

次回のデスク環境改善は引き続き制服探し

これで、私のデスクの「右手」は、「MX ERGO S」という制服を着ることができました。

しかし、仕事と遊びを切り替えるデスク環境作りはまだ半ばです。マウスの次はキーボードという制服を選ぶことにします。

果たして安価なキーボードでも仕事には影響ないのか、試していきたいと思います。

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